そろばん梁山泊のブログ

YouTubeチャンネル『そろばん梁山泊』の動画の紹介やその使い方について書いていきます。また、普段のそろばん指導の中で気づいたことを書くかも

そろばん15級の指導

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15級ドリルは添入排開ですが、塾のオリジナル教材には2桁も出てきます。位の認識があまりない園児や1年生(時期による)には、初めて2桁の問題が出てきたら、10の位に緑のシール、1の位にピンクのシールを貼る、そして問題の10の位を緑の蛍光ペン、1の位をピンクの蛍光ペンでマーカーしてあげて、上の1番であれば「20の2は緑」「50の5は緑」・・・のようにやっていきます。

答えが出たら、これを読める生徒はいいのですが(このページにはそろばんの絵で、『何十』という数を読む練習問題も数問ある)、中には読めない生徒もおりますので、「緑はいくつ?」と言って2を書かせる。そして「ピンクはいくつ?」と言って0を書かせる。そして書いた答えを見させて読ませる(読めなければ読み方を教える「これは、にじゅうと読むよ」)、そしてもう一度そろばんを見て読ませ、書いた数字とそろばんにある珠の状態がつながるようにする、そのようにしております。

 

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15級ドリルには、このような(この段階の生徒にとっては)複雑な問題も出てきますが、上の1番であれば「ひく10の1は緑」「たす5の5はピンク」・・・のようにやっていきます。

そして「緑はいくつ?」と言って1を書かせる。そして「ピンクはいくつ?」と言って7を書かせる。そして書いた答えを見させて読ませる(読めなければ読み方を教える「これは、じゅうななと読むよ」)、そしてもう一度そろばんを見て読ませる、そのようにしております。

 

また、15級ドリルを練習している期間中は、園児(1年生になりたて)には、5になる数を書きましょうというプリントを20枚用意し、1日1,2枚、15級ドリルが終わるまでに20枚やり遂げるようにしていきます。

14級で、5の合成分解をやる前に、すらすらと5になる数を言えるようにしておくということです。

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